鉄道員(ぽっぽや)を目指す子達

こんにちは。

先週、「涼しくなりましたね」なんて記事に書いたはずなのですが、
ここ2日ほどはかなり暑いですね。
学校説明会のために高校へ向けて歩いていると、すぐに汗が出てきます。

今日は池袋にある豊島学院高校と併設の昭和鉄道高校でした。
最寄り駅は両校とも池袋駅か北池袋駅になります。

  •  豊島学院高校

toshimagakuin

数年前と比べると、学校も生徒も大きく変わりました。
5年ほど前までは普通科以外にも商業科・機械科・電気科がありましたからね。

その後の学校改革によって普通科が拡充され、
現在は普通科のみで4つの類型に分かれています。

塾生も進学していますが、以前は公立高校との併願が多かったのですが、最近は第一志望の子も出ています。
北辰テストの会場になることが多いので、生徒達にとってはなじみがある高校なのかもしれません。

川越街道と山手通りの近くですが、少し奥まっているので静かな環境にある学校です。
となりに昭和鉄道高校があります。


  •  昭和鉄道高校

shouwatetudou

全国でも珍しい鉄道科の高校です。鉄道員(ぽっぽや)を目指す子が集まります。
鉄道会社の職員の1.2割は昭和鉄道高校の卒業生だそうです。
そんなユニークな学校ですから、東京や埼玉だけでなく全国から生徒が集まります。

かつては男子校でしたが、鉄道会社で求められる人材も変化し、現在は男女共学です。
確かに女性の車掌さんや運転手さんを見かけることが多くなりました。

これは交通産業全体のことなのかも知れませんが、
安全や丁寧さ、サービス向上という時代のニーズに合わせて、
鉄道会社も女性の採用が増えているのでしょうね。

そういえば山手線に乗っている時に、女性の車内アナウンスで、いつもと違った趣があったように思いました。
かといって、男性のあの独特な鼻にかかったアナウンスも嫌いではないのですが…。

昭和鉄道の卒業後の進路も鉄道会社への就職が中心でしたが、
ここ数年は進学も増えてきているそうで、進学指導の話もされていました。

経済やら何やら事情は色々とあるのでしょうが、
以前は卒業生の9割が就職希望で、その内の9割以上が鉄道関連会社へ就職していました。

しかし、今年春のデータを見ると、就職希望者が約6割。
就職希望者のうち鉄道関係の会社への就職は、9割を下回っていました。

普通科に比べれば就職希望者は多いのですが、
今のような日本の経済状況では、こうした傾向はしばらく続くのかもしれません。


poppoya

昭和鉄道高校の話を聞いていて、ふと浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」を思い出しました。
そういえば最近、浅田次郎の本を読んでいないなぁ…

浅田次郎の本といえば、私は「勇気凛凛ルリの色」シリーズが好きでした。
実家に帰れば、きっと浅田作品のいくつかが書棚に残っていると思います。
久しぶりに読み返したくなってきました。

ありがとうございました。

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