授業に参加するということ

お久しブリです。

久しぶりの更新となりました。
受験前なので、しばらく更新はまちまちになると思いますが、気長にお付き合い下さい。



さて、昨日理科の問題解説で授業をしたのですが、
2学期に比べると明らかに授業を受ける姿勢が出来てきたと実感します。

というのも、自分で自分の足りないところをしっかりとメモを取ったり、
大切な話になるときちんと顔を上げて聞いたりしていたからです。

問いかけにもきちんと応じてくれます。
あとは疑問を投げかけてくれるような状態が作れればいいな…と。

授業というのは、ただその場にいれば良い訳ではありません。
また、先生が黒板に書いたことを写せば良い訳ではありません。
(中には授業の黒板をノートに完全コピーさせようとする教員もいますがね・・・)

要点を見抜き聞き逃さないようにし、必要なポイントをメモするなど、
自分のこれからの勉強に活かすように使うのが授業です。

塾では、こうした力がついていない子が、
授業に参加するだけで勉強した気になることに警鐘を鳴らしてきました。

だからこそ、授業の受け方や、メモの取り方なども指導してきたのです。
こういうことが高校生以降で必ず必要になるという信念を持って。

そんな地道なことがこうやって実際の行動になって現れてくると嬉しいものです。
今年の中3塾生たちは、高校へ行ってもしっかりと授業を自分のものに出来るでしょう。



小学校や中学校では、大人しく座っていることが求められ、
大人しく着席さえしていれば一定の評価がもらえます。

でも大人しく座っていれば授業を受けたことになるなんて、変です。

これでは、会場に来ているだけで走りもしないのに運動会に出たことになり、
「ちゃんと来たから」という理由で評価をもらうようなものです。

だけど、これがまかり通っているのですからすごいことです。
だからなのでしょうか?それで勘違いしてしまうのでしょうか?

聞けば、大学や大学院の授業でも大人しくしているだけの人が多いそうです。
まるで授業とはそこに出席することが一番重要であるかのように。

授業にでたら、そこで学ぶ知識を自分のものにしなければ意味なんてありません。
参加することだけに意義があるわけではないと思います。

自分が積極的に関われば、つまらない授業なんてなくなります。
授業を自分で演出するのです。

でも、最近はそういうのを嫌う教員も増えました。
「空気が読めない」と後ろ指をさす同級生もいます。

中学生を見ていると、どんどん授業を受けるのが下手になっているように思います。
面白くするのも、先生の能力を引き出すのも自分たちだ!

それくらいのエネルギーがあってもいいと思うのですが…。
というより、十年以上前にはそんなエネルギーを持った子がいたように記憶しています。

よく「生きる力」などという言葉を耳にしますが、
かつての中学生が持っていた、そんなエネルギーが「生きる力」なのかもしれません。

ありがとうございました。

コメント


認証コード0999

コメントは管理者の承認後に表示されます。