東京タワーでの出会いと出雲大社 その2

お久しブリです。
中間テスト真っ最中で、更新が遅くなりました。


さて、前回の続きです。

東京タワーへ行った私たち家族。
お土産屋で次男が欲しがったのが忍者セットなるおもちゃでした。

お店を後にして、私たちは展望台へ向かいました。
もちろん次男坊はプラスチック製の忍者刀の入った袋を抱えて。

日曜日ということもあってか、展望台は混雑していました。
ですが、家族みんな、初めての東京タワーでしたので景色を満喫していました。

途中、何人かの子が、次男の持つ忍者セットを興味深そうに見ていました。
透明な袋に購入を示すシールが貼ってあるだけだったので、目立っていたんでしょうね。


1、2階とある展望台の中を何周した頃でしょうか。
特別展望台なんてものがあることに気がつきました。

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なんと今いる展望台よりも高いところへ行けるではありませんか。
高いところが得意でない私は、ちょっと・・・行きたくありませんでした。
(なんか下の展望台ほど安定しているように見えなかったんですよね)

ちなみに私は、絶叫マシーンより観覧車の方が怖いと感じる人なんです。
分かっていただけますか?あのじりじりと上にあがっていく恐怖感。

おまけに東京タワーに到着して、その姿を下から見上げたときに、
3月11日の大震災でてっぺんのアンテナが曲がっていたのも実際に見たので、
特別展望台にいるときにまたあんな地震が起きたら…と怖くてたまりませんでした。

画像の説明

しかし、そんな私のおびえた様子にいっこうに気がつかないうちの奥さんは
「せっかくだから行ってみようか?」なんて言うではありませんか・・・。

「ぬわ〜にい〜〜〜〜〜う、う、上に行くってか!!!」と私の心の叫び。
「そうねえ・・・」なんていいながら躊躇していると、子供たちも行きたいと言う始末。

はあ・・・。行きましたよ、覚悟を決めて。


特別展望室の怖いこと怖いこと。
景色なんて見ていたら、自分が落下しそうで手すりをぎゅっと握っていました。
もちろん、顔はクールな感じにしていましたがね。

奥さんや子供たちが、平気で窓ぎわによるのが、もう信じられなくて、
自分はなるべく内側へ内側へと。。。

助かったのは、意外に特別展望台は広くないので、
しばらくすると子供たちが飽きてくれたことでした。

「もう降りたい」と聞いた私は、すぐさま帰りのエレベーターに乗るべく
エレベーター乗り場の列へ並びました。

しかし混んでいて、なかなかエレベーターに乗れません。
げんなりしながらエレベーターを待っていると、後ろから次男の話す声が聞こえました。
見ると、私たちの後ろに並んでいたおじさんが次男と話しています。

優しそうな顔をした方が、次男の持っていた忍者セットの刀を指差しながら、

「いい刀だね」
「おじさんは、これの本物を作っているんだよ」

と言うのです。

「刀鍛冶をやってらっしゃるのですか?」と私。

聞けば奥出雲で刀鍛冶をされているのだとか。
東京の博物館で刀の展示があって、今日は観光をしているというのです。

名刺までいただき、その時に出雲大社に刀を納める話を聞きました。
ぜひ、出雲にお越し下さい、なんて言われたら、もう絶対に行きますよね。

次男は無形文化財のすてきな刀鍛冶の方と特別展望室の景色をバックに
記念撮影をさせてもらいました。もちろん、おもちゃの忍者刀を持って。

下に降りるエレベーターに乗るまで、
いろいろなお話を聞かせていただくことができたのです。

おかげで私も、特別展望室にいる恐怖心を完全に忘れていました。
次男が忍者セットを買ったことで、こんな不思議な出会いをいただいたのでした。


思いつきで東京タワーに来た私たち家族にとって、
その日は忘れられない日となりました。



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出雲大社に行ってみたいと漠然と思っていた私でしたが、
今年絶対に行ってきます。

ありがとうございました。


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