不思議なリンク
お久しブリです。
今日、あなたに紹介しようと考えていたTED(昨日の記事をご確認下さい)ですが、
一体どういうことでしょうか、こんなニュースを見つけてしまいました。
何か、こう…ふとある人のことを思い出していたら、その人から突然電話があった、
そんな経験をしたことってないですか?
私はそういうことが多いのですが、
今回は、昨日たまたま教室長に話していた内容に非常にリンクしたニュースがあって、
とても驚いてしまいました。
そのニュースがこれです。
佐賀県武雄市教育委員会は小中学生全員に1台ずつ配るタブレット端末で、「反転授業」に取り組む方針を決めた。子どもは授業の動画を入れた端末を持ち帰り、家で宿題として予習。実際の授業ではわからない点を教え合ったり、議論しながら応用問題を解いたりし、学力の定着を目指す。11月に小学校1校で試行し、順次広げる。
反転授業は、これまで学校の授業で教えてきた基礎的な内容を家で学び、家で取り組んでいた応用課題を学校で学ぶよう「反転」させる方法だ。米国で2000年代から急速に広がった。日本では教員個人が取り組んでいる例はあるが、自治体単位で導入するのは初めて。
武雄市は2010年度から、小学校2校の4~6年生に1人1台ずつiPadを貸与し、授業で使っている。来年4月には小学生全員、15年春には中学生全員にタブレット端末を配る予定で、計約4200台を貸与する。機種は決まっていない。
【転載終了】
お家でビデオを使って予習をしてくる方法ですね。
先生が生徒の前に立って指導する時代は終わりを迎えているのかもしれません。
こういうやり方がどこまで通用するのか分かりませんが、
いつも言っている通り、何もしないよりはいいと思いますので、
ぜひ実施して、その結果を公表してもらいたいですね。
さて、このニュースと何がリンクしているのかと言えば、
今日、このブログで紹介しようと思っていたTEDのプレゼンテーションが
まさに、ビデオ(動画)を使った教育についてのものなのです。
これがその動画です。↓↓↓
サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」
ある大手予備校の授業は、もう全て映像になっていると聞きますし、
確かにその方が便利で、生徒にとってもメリットがあるように思えます。
このプレゼン動画の中でも触れているように、
人に何かを教わっていて嫌なのは「分かった?」と聞かれること、
というのは非常に理解できます。
「分からない」と応えると、先生に悪い気もするし、
かといって「分かる」というほど理解しているとも思えない。
そんなあいまいな感じに思う人がほとんどなのではないかと思うのです。
ビデオであれば、そんなことを聞かれる心配もありません。
必要であれば何度も繰り返し見てみればいいだけです。
何だか、このビデオを使った授業はとってもいいようなものに思えてきます。
きっと、佐賀県武雄市でも、そう考えたのでしょうね。
果たして子どもたちはどうなるのか、本当に楽しみです。
それにしても全員に一台ずつタブレットを配るなんて羨ましい限りです。
私も欲しいです。誰かください(笑)
私が中学生のときにタブレットを渡されたら、勉強しないでゲームとかやっちゃいそうです。
あ、そうですね。これって家で予習してこなかったらどうなるんでしょう…。
はじめは物珍しいからやるかも知れませんが、
当時の私なら、慣れたらサボっちゃうかもしれません…ゴメンナサイ。
その辺りは、結局家庭次第ってことになるんでしょうかねえ…。
何だか、だんだん教育の本筋を考えさせる問題にも思えてきました。
何にせよ、子供たちが自分で積極的に行動するようになれば、
それが一番ですよね。
ちょうど昨日、動画を使った授業のあり方について教室長と話していて、
たまたまこのサルマン・カーンさんのプレゼン内容に触れたのでした。
(それであなたにも紹介しようと思いついたのですが)
こういう不思議なことってあるんですね。
今日、もう1つ紹介したいTEDがこれです。
非常に興味深いです。
何より、教育科学者スガタ・ミトラさんの
「優秀な教師は、最も必要とされる地域に行きたがらない」という言葉は
非常に考えさせられます。
スガタ・ミトラ 「自己学習にまつわる新しい試み」(2010)
私は、子どもたちは自分で学ぶ力を持っていると思っています。
問題は、何を学ぶのかであり、それをどう評価するのかだと思っています。
(というより、そもそも評価が本当に必要なのでしょうかねえ…)
そのあたりは長くなりますのでまた今度と言うことで。
ありがとうございました。
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