劇団つぶしました
お久しブリです。
ワタシはド派手なミュージカルが大好きです。
いつの頃からかミュージカルを創ってみたいと思うようになりました。
しかし、自分の思い描くミュージカルをやっているところなんて
身近に一つもありませんでした。
だから自分でミュージカル劇団をたちあげました。
メンバーを集め、第一回の公演に向けて動きました。
時間を作ってみんなで集まり、練習していきました。
しかし、徐々にメンバーの不和、台本の遅れ、作曲の遅れ
音楽メンバーの集まりの悪さなど、数々の問題が起きました。
一つの問題がさらなる問題を呼び、
気付けば、まったく収拾がつかない状態になっていました。
毎日のように胃の痛い思いをしていました。
それでも明るく振る舞い、なんとか状況を良くしようと奮闘しました。
しかし、考えるほど甘いものではありませんでした。
素人の自分が出来ることには結局限界がありました。
予定されていた公演の中止を決めました。
決めた後、呆然としました。
いつの間にやら色々な経費がかかっていて、
100万円近い借金が残っていたのです。
「なんてこった~」
当時、大学生だったワタシにとって、とんでもない額でした。
いや、今でもとんでもない額です。
自分にこの借金が返せるのだろうかと不安に陥りました。
胃の痛みは別の種類のものになっていました。
劇団のメンバーは、サーっとみんな引いて行きました。
「一緒に借金返そうぜ」って言ってくれる人なんていませんでした。
そんなことを期待した自分がバカみたいに思え、自己嫌悪に陥りました。
落ち込む日々がしばらく続きました。
ある日、このままではいけないと思い、
まずはお世話になった方々、ご迷惑をおかけした方々に
お詫びのあいさつをしなくてはと回りました。
そこでの出会いが私を復活へ導いてくれたのですが、
その辺りについてはまた機会があれば書こうと思います。
県公立入試は、今日明日が志願先変更期間です。
提出した願書を一旦引き上げ、別の高校に出すことが出来ます。
倍率を見て、悩んでいる人がいるかもしれませんね。
倍率が高いと、良くない結果になる可能性が上がるので、
どうしても気持ちがぶれます。
その気持ちはよくわかります。
失敗は誰でも嫌なものです。できれば避けたいです。
親御さんにしても大切なわが子が挫折する姿はあまり見たくないはずです。
でも、結果は必ず出てきます。
結果を先延ばしにすることなんて誰にもできません。
いまはオリンピックの最中で、どんな選手も人々の期待を背負っています。
その中で思い通り、期待通りの結果を出せた人もいれば、そうならなかった人もいます。
そういうものです。
私は劇団をつぶしました。
その後、周囲から避けられるような存在になりました。
でも、私の人生はそこで終わっていません。
いやむしろ、そこから新たにはじまっているともいえます。
劇団をつぶした私は、一生みっともない人間でしょうか?
大学生時代に100万円の借金を抱えた私は不幸な人間でしょうか?
では、いまこうして塾生に囲まれて、
充実した毎日を送っている私は一体何なのでしょう…。
結果が出てくることを極端に怖がる子(親?)が増えた気がします。
でもね、大切なのは出てきた結果を受け止めて次につなげることなんですよね。
ありがとうございました。
ワタシの好きなミュージカルの一つ
塾長がヤンキーミュージカルが好きってどうなんでしょう(笑)