なぜ私たちはいつも遅刻するのか

お久しブリです。

教室長から面白い記事を教えてもらいました。
一体彼はどこからこういう情報を仕入れてくるのでしょう。

それにしても、彼の勉強熱心さには驚いてしまいます。
埼玉近県の入試問題数年分を全て解き(それも全教科)、英語の参考書類に加えて、
各種の教育論の他、岡潔やら小林秀雄やらを読みまくっています。

これにネットサーフィンが加わるのかと思うと、
一体彼はいつ寝ているのだろうかと思うほどです。

それに比べれば、私なんていつでも眠っているようなものでして、
最近は本を読んでいてもすぐに眠くなってくるような有様で…何とも恥ずかしい。

画像の説明

方々にアンテナを張っている教室長はまさに『今を生きる』という言葉がふさわしく、
そうなると私には『今も寝てる』という言葉しかふさわしいものが見つからないという…。とほほ

そんな私でも、昔と違う点が一つ。
朝起きるのが早くなってきた!ということでしょうか。

明らかに加齢による現象だと思うのですが、
昔は本当に朝が弱かった…のですが、最近は結構平気。

そのかわり、活動可能時間の延長が効かなくなってきましたけど…。
朝が早いと、その分夜切れるのも早くなってしまいました。泣

ですから、やむをえない事情がなければ遅刻ということはなくなりました。
高校・大学の時のことを思い出すと、これは奇跡的なことです。

なぜ私たちはいつも遅刻するのか

  • 遅刻常習者はじっと待つ人をいら立たせ、困惑させる。
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心理学者は遅刻常習の一つの有力な説明は一見単純なようだと言う。つまり、人々は単にある課題(タスク)にかかる時間を過小評価する、ということだ。
 このことは計画錯誤(プラニング・ファラシー)と呼ばれる、あまり知られていない概念で、課題の完遂を慢性的に過小評価する強い傾向を指す。専門家によると、計画錯誤はそれを変えるのが最も難しい行動パターンの一つだという。
 ニューヨーク大学スターン経営大学院のマーケティング教授で社会心理学者でもあるジャスティン・クルーガー博士は「遅刻には意欲を削ぎ、罰を与えるあらゆる種類のものが付随する。その逆説は、こうした罰や必然的結果があっても人は遅刻するということだ」と述べた。
 この種の行為は職場の効率を低め、長いつきあいの友人をいら立たせる場合がある。研究者たちは、こうしたことがなぜ起きるのかあらゆる角度から調べている。貧弱な計画から重大な医学的問題までが考えられる。
 ウィルフリッド・ローリエ大学(加オンタリオ州ウォータールー)のロジャー・ビューラー心理学教授は、人間は課題完遂時間を平均して最大40%過小評価すると推定している。同教授の研究では、手紙を出すという簡単なことから所得税という重要な問題に至るまで、同じ問題が見られることが分かった。
 研究者たちは、仕事を終えるのが遅くなると考えられるいくつかの戦略をテストした。一つのテストでは、過去の経験に基づいて、何かをするのにどのくらい時間がかかるかを予想し、もう一つでは、その課題を非常に細かに分けた。
 クルーガー博士と共同研究者は、2004年に実験社会心理学誌に掲載された研究で、課題を「アンパック」―詳細なステップに分解―すると、被験者は課題を完了するまでにかかる時間をより正確に推定することが分かった。研究対象となった四つのシナリオは、デート、休日の買い物、コンピューター・ドキュメントのフォーマットの準備、それに食べ物の用意をするというものだった。
 ビューラー博士によれば、12年に組織行動・人間意思プロセス誌に掲載された研究では、傍観者の観点から課題を心に描いてもらうと、被験者はより現実的に所要時間を推定できたという。同博士はこの研究の主執筆者だった。
 サンディエゴ州立大学のジェフ・コント心理学准教授の研究では、遅刻常習にはいくつかの性格の差異が寄与している場合があることが分かった。コント氏は03年に人間能力誌に掲載された研究で、181人の地下鉄運転士を対象にした。その結果、マルチタスク―心理学者が「ポリクロニシティー(多層的時間)」と呼ぶ概念―を好む人たちが仕事に遅刻することが多かいことが分かった。
 この研究では、テンポが速く、成果主義的で、時に非友好的になるタイプAの人間は、より時間に正確な傾向を示し、のんびりしたタイプBの人たちは遅刻する傾向があった。
 コント氏のこれまでの研究を通じて分かったことは、タイプAは1分が過ぎる時間を58秒と推定し、一方のタイプBは77秒と感じていることだ。同氏は「だから18秒の差があれば、この差異は時間の経過とともにつじつまが合うことになる」としている。
 ベロイト大学(ウィスコンシン州ベロイト)のローレンス・ホワイト心理学教授は、職場での遅刻に関して、組織心理学者は従業員の遅刻はその子供たちの年齢で予測がつくことが分かっていると述べた。子供の年齢が低ければ低いほど、従業員は遅刻する公算が大になるという。
 ホワイト氏によると、従業員の遅刻は仕事への満足感が低いことや組織コミットメント(会社などへの愛着)の欠如によっても予測できるという。
 専門家によれば、極端な遅刻常習はADHD(注意欠陥・多動性障害)やうつ、強迫神経症などの重大な健康状態、あるいは軽度の認知障害の症状である可能性もある。このような人はしばしば、時間管理問題療法などの治療が必要になる。
 メリーランド州ロックビルの臨床ソーシャルワーカー、リサ・バーンスタイン氏は、何人かのADHD患者を診ているが、一つのやり方は週間カレンダーを30分刻みにすることだ。もう一つは褒美制度で、ある仕事が終わるまではフェイスブックもEメールも見せないというもの。これらの療法は患者のマリー・タリーさん(60)には効果が出ているという。彼女は約5年前からバーンスタイン氏のクライアントで、成人ADHDと診断されている。彼女は遅刻する傾向があり、これが不安材料になっていると話している。
 首都ワシントンで情報管理会社を立ち上げたタリーさんは、カレンダーの極端な細分化がとても役に立っているとし、「物事に実際どれだけの時間がかかるのか考える上でバーンスタインさんは本当に助けになった」と話した。彼女は今では人と会う約束を密にしないようにし、必要なら会うのを断る時もある。その結果、約束の時間通りに人と会うことがうまくできるようになったという。

【転載終了】

「遅刻だ遅刻だ」とパンをかじりながら走る僕。
曲がり角であの子とぶつかる…それが出会い…。

んなことある訳ないだろ!というつっこみをしつつ、
『遅刻』というフレーズでこういう場面を想像してしまう私…恥ずい。

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さて、ずいぶん昔のことになりますが、
当時お付き合いしていた方が遅刻の常習犯だったという経験を持つ私。
彼女は10分15分はあたりまえ、長い時には1時間2時間と遅刻をしてきました。

よく待ち合わせていた場所が、自宅から電車で1時間のターミナル駅。
当時は携帯電話など便利なものもなく、容易に連絡はつきません。
10分遅れで来るのか、それよりもかかるのか判断がつかない訳です。
結局、帰る訳にもいかず…本当に困ったのを覚えています。

その時に学んだのが、なるべく待ち合わせをしない、
それから待ち合わせをするなら時間のつぶせるところで、でした。




これは数年前のことですが、あるセミナーに教室長と参加することがあった時、
教室長から待ち合わせの時間に遅れそうだと携帯電話に連絡がありました。

「男を待つ趣味は私にはございません」と丁寧にお返事をして、
私は先に会場へ行くこととしました。
会場はお互い分かっていましたので、この方が私にとってはストレスがありません。

あなたは遅刻をしてしまう人ですか?
それとお遅刻で困ったことがある人ですか?

私は経験から遅刻の常習犯とは極力縁を切るようにしています。
その理由は、私の時間を大切に考えてくれていないから…です。

短い人生なのです。
どうせなら、お互いの時間を尊重しあえる人と一緒にいたいですよね。

ありがとうございました。





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