2分の1成人式

お久しブリです。

今日は次男の通う小学校で2分の1成人式なるものを見てきました。

以前、お子さんの2分の1成人式に参加された方から
感動で参加した先生が号泣していたという話もうかがっていたので
どんなことが起こるのかとワクワクしていました。

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結局、授業参観の中身が、各クラスのものから学年の発表にかわっただけで、
成人式と言っているから何か特別なことがある、という訳ではありませんでした。

跳び箱、マット運動、縄跳び、合奏、朗読、よびかけと全体合唱というメニューで、
それぞれ希望者が自分の好きなものを親の前で披露するという形式でした。

ただ、それでも小学校に入学した頃に比べれば、
色々なことが出来るようになった、成長したという子ども達の姿を見せてもらえ、
それはそれで親としては嬉しい気持ちになりました。

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10歳だから2分の1成人式とは、まあうまいこと言ったものです。
最初にこれを発見した(言い出した)人はガッツポーズだったかもしれませんね。笑

ただ、2分の1成人式に関しては、以下の様な意見もあり、
手放しでその実施を喜べない、もっと深く考えてみる必要があるように思います。

考え直してほしい「2分の1成人式」――家族の多様化、被虐待児のケアに逆行する学校行事が大流行

■新しい学校行事「2分の1成人式」

いま小学校で、新たな学校行事「2分の1成人式」が大流行している。10歳(4年生)の節目を祝うイベントで、10年くらい前から学校行事に取り入れられ始めている。

20歳を祝う「成人の日」は、先週の12日(月)に過ぎたばかりだ。「2分の1成人式」はこれからが旬で、先週あたりから「2分の1成人式」関連のニュースが次つぎと報じられている(例:NHK「おはよう日本」)。おなじみの「みんなのうた」(NHK)で、「はんぶんおとな」という曲を耳にした人もいるかもしれない。

自治体ぐるみで、式を積極的に推奨しているところも多くある。愛知県は大々的に取り組みを進めていて、「2分の1成人式モデル実践活動」を展開し、親と子の絆メッセージ集「親子でよかった。」の発行、さらにはメッセージソングの作成までおこなっている。

Benesseの記事「9割が満足! 親子で感涙する『2分の1成人式』とは!?」にもあるように、全国的に、式の評判は上々である。学年だよりや、保護者のブログには、「会場全体が感動の涙に包まれた」という報告が綴られている。まさにそれゆえの、大流行であろう。


■イベントの「中身」を問う

保護者の「9割が満足」というこのイベント、10歳の節目を祝福すること自体は、斬新なアイディアで興味深い。だが、問われるのはそのイベントの「中身」である。

2分の1成人式の代表的な「中身」には、次のようなものがある(各学校が以下の項目すべてを実施しているわけではない)。

○将来の夢を語る(就きたい職業)
○合唱をする
○「2分の1成人証書」をもらう
○親に感謝の手紙をわたす。親からも手紙をもらう。
○自分の生い立ちを振り返る(写真、名前の由来)

これらの中身のなかで、私が学校の先生方に再検討していただきたいと思うのは、最後の2点である。このエントリーでは、親に感謝の手紙をわたすことについて、検討を深めたい(生い立ちの振り返りに関する問題点は、「家族の多様化」と絡めて別稿で論じたい)。


■考え直してほしいこと――感謝の強制

「学校で,『子どものために尽くすのが母親だ』とか,すごく家族愛みたいなものが強調されていた。『それが普通で当たり前で,ノーマルだ』って言われて,だから,うちみたいな家庭のことは,隠さないといけないんだと思った」――これは,私がかつて出会った,児童虐待の被害者(いまは成人)の語りである。

2分の1成人式では,親への感謝の手紙は定番である。「お母さん,ありがとう」「お父さん,お仕事がんばって」とお決まりのセリフを,子どもたちは書くことになる。ここで何よりも問題なのは、「親は感謝されるほどに、子どもに尽くしているはず」という幻想が、式全体さらには学校教育全体を覆っているということである。


■私たち大人のあり方が問われている

昨今、家庭内における児童虐待の問題がこれほどクローズアップされているにもかかわらず、まるでそのような事態などありえないかのように、「感謝の手紙」が強制される。家庭で心身ともに深く傷つき、学校でも家族が美化されるとなれば、子どもはいったいどこに逃げればよいというのだろうか。

虐待を受けている子どもが、学校では健気に、何事もないかのように振る舞うことは、よく知られている。とても元気な優等生が、じつは家庭内では毎日のように親からの暴力で苦しんでいるというのは、けっして珍しい話ではない。虐待は、それほどに見えにくい。

私たち大人は、子どもの痛みをいつでも受け入れられる準備をしておかなければならない。私たちが家族をただ素朴に美化し、子どもにそれを強制するとき、家庭で傷を負った子どもは、きっと私たちから離れていくことだろう。

10歳まで生き延びてきた子どもたち(児童虐待防止の領域では「サバイバー」と呼ぶ)を、次の20歳の成人式につないでいくために、私たち大人は、自身の家族観、そして教育における家族観を、問い直していく必要がある。

【転載終了】

今日の『よびかけ』の中にも、
「学校が好きです」というセリフや
「お父さんは仕事を頑張り」「お母さんは美味しいご飯をつくり」という
よくあるセリフが見事に入り込んでいました。

(正直、またか…という気持ちになります…)

今日は100人以上の児童がいたんですよ。
その中には学校が好きじゃない子もいるでしょうよ…。

それに、今の時代「お父さんが美味しいご飯を作り」「お母さんがしっかり働く」
そんな場合だってあると思うんですけどね。

基本その辺りはスルーなんですよね…。
意外に学校の中って、昔ながらの価値観が普通に横たわっているものです。

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今日一番印象に残ったのは縄跳びチームでした。
いきものがかりの『じょいふる』という音楽にのせて縄跳びを披露してくれたのですが、
(この曲ですね。2分40秒位から始まります)

このアップテンポの曲に合わせて飛ぶんですよ。
もう子どもたちは必死です。
しかも曲の間中、ずっと飛んでるんです。

後半息切れしている子が続出で、何度も何度も足に縄が引っ掛かるんですよ。
ちょっと痛々しいのですが、なんかそんな一生懸命な姿がまたかわいくて、
「ああ、なんて健気なんだ…」と私は心の中で泣いてしまいましたよ…。




別に「お父さんお母さん今までありがとう、これからもよろしくお願いします。」
なんて、そんなことを言わなくても、

下手くそでも何かを一生懸命やっている姿を見せてくれるだけで、
私たち大人は心が洗われるんですよね。
背伸びしている姿も可愛いし、等身大の姿もいいものです。

今日の2分の1成人式では、そんなことを考えさせてもらいました。
ありがとうございました。





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