神社の鏡〈川崎中1殺害事件からLINEについて〉

お久しブリです。

川崎で起きた痛ましい事件、
やはり気になるのでメモを残しておこうと思います。

まずは私が気になった報道をピックアップします、
先月末の報道がこれです。

川崎の中1殺害容疑 知人3少年逮捕 全員否認

川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学一年上村遼太(うえむらりょうた)さん(13)=同区=が遺体で見つかった事件で、川崎署捜査本部は二十七日、殺人の疑いで、上村さんの知人で、いずれも市内の十八歳と十七歳二人の少年計三人を逮捕した。

 調べに十八歳の少年は「何も言いたくありません」、十七歳の少年の一人は「自分は殺していません。近くにいただけです」、別の少年は「殺害していません」といずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑では、三人は共謀し二十日午前二時ごろ、同区港町の多摩川河川敷で、刃物のような物で上村さんの首を多数回にわたって突き刺し、出血性ショックで殺害したとされる。

 捜査本部は、防犯カメラの映像や交友関係者への聞き込み捜査などから、少年らが事件当日に上村さんと接触していたと判断。二十日未明に付近の防犯カメラに、河川敷方面に向かう四人の男性が写っていたが、再び戻ってきた際には、逮捕された少年とみられる三人に減っていた。

 三人は、上村さんとは別の中学校出身。いずれも地元の先輩後輩として顔見知りだった。十八歳と十七歳の一人は同じ中学校を卒業した同級生で、別の十七歳の少年は一学年下で異なる中学校を卒業している。

 捜査本部は今後、三人のうち、誰が殺害の主導的な役割を担ったかや、使用された凶器の特定を進めたいとしている。

 上村さんは二十日午前六時十二分ごろ、河川敷で全裸の状態で見つかった。遺体発見現場から数十メートル離れた地点に大量の血痕があり、近くでカッターナイフの刃が発見されているが、傷の深さなどから、さらに大きな刃物が使用された可能性があるとみられている。

 死亡推定時刻の約一時間後には、公園のトイレで衣類や靴が焼かれるぼやがあり、捜査本部は証拠隠滅を図った可能性もあるとみて調べている。

 上村さんのスマートフォンは依然として見つかっていないという。

◆「使い走り、殴られ…」 グループ知人証言

 上村さんが、殺人容疑で逮捕された少年(18)らと、昨年暮れから行動を共にしていたことを、少年と同じグループにいた無職男性(20)は証言する。上村さんを「カミソン」と呼んでいたこの男性は、遺体で見つかった河川敷を訪れ「大事な弟みたいな存在だった」と悔やんだ。

 グループは中学生から二十歳まで十数人で構成されていたという。

 男性はこの少年と旧知の仲で、昨年末には上村さんとも知り合った。ゲームセンターなどで遊び、夜通し出歩くこともよくあったという。

 少年は、グループで年少だった上村さんに「物を持てよ」などと使い走りを命じていたという。今年一月中旬には「生意気だ」と殴ることも。「カミソンは正座の姿勢で何度も素手で殴られ、目や頬がボコボコだった。仲間が止めてようやく収まった」

 間もなく上村さんはスマートフォンの無料通信アプリ「LINE」(ライン)でグループを「抜けたい」と漏らすようになったが、逆らえない様子だったという。

 そして今月二十一日午後、グループの仲間に「カミソンが亡くなった」と連絡があった。その場には、逮捕された別の少年(17)もいたが、他の数人と頭を抱えていたという。

 男性は、十八歳の少年について「怒ると暴力的になり、自分も殴られたことがある。みんな怖くてグループを抜けられなかった」と語った。

 上村さんを知るほかの友人たちも「守ってあげられなくてごめん」。上村さんがこの少年から暴力を受けたと知り、抗議に行ったこともあったという。そのうちの一人は「『やめる』と言っていたのに」と憤る。
(東京新聞)

【転載終了】


そして3月2日の報道です。

川崎中1殺害 18歳、容疑認める供述

川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学一年の上村(うえむら)遼太さん(13)=同区=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された十八歳の少年が「(上村さんを)川で泳がせた後、カッターナイフで切りつけた」と容疑を認める供述を始めたことが、捜査関係者への取材で分かった。同容疑で逮捕された他の十七歳の少年二人も関与を認め始めているといい、神奈川県警捜査本部は三人の供述内容を突き合わせ、詳しい状況を調べる。

 捜査関係者によると、三人は当初、容疑を否認し、十八歳の少年は「当時のことは今は話さない」と供述していた。十七歳の二人は「十八歳の少年が刺した」としていたが、その後、自身の関与や役割分担について供述を始めたという。

 上村さんは二月二十日午前二時ごろに殺害されたとみられる。十七歳の少年の一人は、その数時間前の十九日夜に上村さんから無料通話アプリ「LINE(ライン)」で「合流しませんか」と連絡を受け、合流して多摩川へ向かったと話していることも分かった。

 捜査関係者や友人らによると、上村さんは十八歳の少年をリーダーとするグループに入り、一月ごろから万引を命じられ断ったことで暴力を受け始めた。上村さんがグループを抜けたいと言い出すと、公園に呼び出されて少年に暴力を受けたという。上村さんは少年からの暴力を友人に相談していた。

 事件の約一週間前には、暴力を知った上村さんの中学の先輩らが抗議のため少年宅を訪れ、警察官が出動するトラブルになった他、別の日にも友人らが少年に直接抗議し上村さんに謝罪させていたことも判明。

 捜査本部は、こうした経緯を少年が逆恨みし、動機につながった可能性があるとみて調べている。

【転載終了】


そして3月3日、今日の報道です。

<川崎中1殺害>LINE大人の死角 上村さんSOS届かず

画像の説明

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)が刺殺体で見つかった事件。殺人容疑で逮捕された3人のうちリーダー格の少年(18)とのトラブルや友人への相談など、あらゆる場面に登場するのがスマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」だ。電子メールに代わり、中高生らの重要な伝達手段となっているラインは登録された友人しか閲覧することができない。保護者ら周囲の大人たちは、そのやりとりに込められた子どもたちの感情をどうくみ取ればいいのか。
【斎川瞳】

◇識者「相談される環境を整えて」

 昨年夏のことだ。同級生らは上村さんの異変をライン上から感じ取った。アカウントを何度も変更し、連絡が取りにくくなった。特定のメンバーと同時にメッセージをやりとりできる機能の「グループ」では、同級生への書き込みが消えた。「交友関係が変わったのかな」と不思議に感じたという。

 不登校となった1月8日以降、上村さんと友人のやりとりはラインが中心に。上村さんはライン上にリーダー格の少年を含まないグループを作り、少年に内緒で他のメンバーとやりとりをしていたといい、怒りを買ったとされる。「先輩に殴られた」「仲間から抜けたい」。親しい友人には打ち明けていたが、SOSはラインの中にとどまった。


 「ラインをやり始めて友達が信じられなくなった」。東京都内の私立中3年の男子生徒(14)のラインには塾や学校の友達など約30のグループが存在する。中2の冬、友人の一人とけんかをしたら、翌日にはグループから自分だけ消されていた。また、日ごろ仲の良い5人組の中で4人だけのグループがあることを知った時もショックだった。

 ラインでメッセージを確認すると、相手には「既読」と通知される。既読後に返信をしないと「既読無視」「既読スルー」をしたと言われ、けんかやいじめにつながる。川崎市の市立中3年の男子生徒(14)は「昔は夜中でも必死で返信していたけど、今はあえて朝までメッセージを見ない『未読無視』をしている」という。

 こうしたラインを取り巻く世界に、大人の目は届いていない。中2の娘を持つ母親(44)は「夕食時もいつもスマホでラインをしている。注意しても『返信しないとやばいから』と言ってスマホを離さない」。どんなやりとりをしているのかは知らない。

 昨年3月。大阪市旭区は高校生が約200人の大人に向けてラインの使い方などを教える「LINE白熱教室」を開催した。グループ機能やスタンプなどの基礎知識のほか、ラインにまつわるトラブルなども紹介。今年は中学生も交えた教室を予定している。区の担当者は「一番詳しいのは子どもたち。大人が一方的に使用を制限するのではなく、子ども自身に紹介してもらい、使い方を考えてもらうことが重要だ」と話す。

 子どものスマホ利用に詳しい千葉大の藤川大祐教授(教育方法学)は「ラインが中高生らのインフラになっている一方で、大人が追いついていないのは確かだ。ただ、思春期の子どもは元々、問題を抱えても大人には相談したがらない。大事なのは大人がラインの世界でのことを相談してもらえる環境を日ごろから整えることだ」と指摘する。

【転載終了】

スマホのアプリ「LINE(ライン)」のようなツールは確かに便利です。

最近は、友達同士で使うだけでなく、
部活動の連絡用としても利用する場面があると聞きます。
しかし、便利さと同時に小さなトラブルの話もよく聞くのがこのLINEです。

記事にもあるようなトラブルを、
程度の差はあれど、多くの人が経験しているのではないでしょうか。

画像の説明

私はこのLINEによる小さなストレスを抱えている中高生って
実はかなり多いんではないかと思っています。

もちろんLINEなんてなくてもトラブルが付きものの年頃ではありますから、
そうした人間関係の様々な面倒くさいことをすべて避けることは出来ないと思います。

ですが、直接向き合ってであれば回避できたことが、
LINEによって余計にこじれてしまう場面は大いにありうるのではないでしょうか。

ただでさえ若者(特に中高生)は、言葉が刃物のように鋭利で、
感情も上手にコントロールすることができない人が多い年代です。
(ん?これは最近の大人も同じか…)




私なんかは、そうしたストレスを抱えてまでも
友達と付き合っていたい、つながっていたいと思いません。

そもそも、そういうツールがなければ付き合えない人を
私は友達だなんて思っていないので、
そこまで心を疲弊させ自分を苦しめることになるのに
どうしてスマホを手放せないの?なんて逆に不思議に思います。

どうも自分の心の状態を疎かにしてしまう人が多いようで、
それは若い人ほどそうなのかもしれませんが、

そういった部分で私たち大人が伝えなければならないのは
スマホやLINEの使い方より前に、自分の心を大切にすることなのでは…と思うのです。

ある人が言っていました。

「人は神社に行って手を合わせるよね」
「何に手を合わせているんだろう?」
「そう神様に向かって手を合わせているんだよね」
「では、神社には何があるか知っているかい?」
「そこには鏡が置いてあるんだよ」
「手を合わせた先には鏡があるんだ」
「その鏡には何が映っている?」
「そう、手を合わせている自分自身が映っているんだよ」
「私たちは神様に向かって手を合わせているんだけど」
「そこには鏡に映った自分がいるんだよ」
「つまり、神様は自分自身、私たちの中にいるんだよ」と。

きっと一人一人の心の中に神様がいるんだと思います。

自分の心を虐めまくっている人というのは
実はその神様に大変失礼なことをしているんじゃないかと思います。

神様(自分の心)は大切にしなければなりませんよね。
ありがとうございました。





自分の心を守りましょう

正論で争いを仕掛けてくる 相手の言葉なんて 真に受けるな!



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