せめて、あの時の思いを忘れないよう

お久しブリです。

「心ひとつに 3.11」の文字

画像の説明
東日本大震災から4年を迎えた11日夜、宮城県名取市の旧閖上中学校で、犠牲者を悼み、絵灯籠を並べて「心ひとつに 3.11」の文字が浮かび上がった。灯籠の絵やメッセージは国内外から寄せられた。

【転載終了】

今日で、東日本大震災から丸4年です。

お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

何かで読んだビートたけしさんの言葉が印象に残っています。

「この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。」

そして「個人個人の悲しみに対して想像力を働かすことが大事」
とそう言っていたのです。

本当にその通りと思いました。

自分に何が出来るのかを考えていた時でしたので、
私は国語指導を通して『想像力』のある子を育てようと、一人決断したのでした。

他者の痛みが分かるというのは難しいことです。
しかし、自分に置き換える想像力があれば、断片でもその辛さが分かるはずです。

人から与えられたものをただ暗記するだけでは想像力は養われません。
自ら考えて、自ら感じる力がなければなりません。

受験勉強を扱う塾が、これをやるのは相当大変です。
でも、だからと言って出来ないとすぐに匙を投げるのも違うと思います。
どこまで出来るのか、塾生と一緒に考えていこうと思います。

これは、昨年の3.11の私の記事です。
あれからまた1年が経過しました。

この一年、私はあの時の気持ちを忘れずに行動できたでしょうか。
塾生達に少しでもいいので何かを伝えることはできたでしょうか。

自分の人生はどうでしょうか。
私の家族や友人との関係はどうでしょうか。

4年経つと、何だか色々なことがぼんやりしてしまっているような気がします。
あの日、あの時一番大切だと思ったことを本当に大切にできているでしょうか?

せめて、そう振り返る自分だけは保っていたいと思います。

ありがとうございました。



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