ご褒美で釣らないと勉強しないって思い込んでいませんか？
お久しブリです。
塾に通う前にお子さんの成績を上げてしまう専門家、ブリさんこと神澤武利です。
長男が小さい頃、
トイレトレーニングでしたっけ？
オムツを外すトレーニングを
していた時に経験したことです。
なかなかおオムツの取れない当時の長男に、
「オムツが取れたらおもちゃを買ってあげる」
私は、そう言いました。
数日後、見事にオムツの外れた長男。
気分良く、約束のおもちゃも
買いに出かけました。
私はニコニコでした。
次の瞬間までは…。
そうです。
遊んでいた長男は、
見事にお漏らしをしてくれたのです。
トイレトレーニングはふりだしに。
あの苦労と、おもちゃは何だったんだろう…
という結果になりました。
おもちゃというご褒美を提案したのは私です。
完全に私の失敗でした。
長男にしてみれば、
ご褒美を手に入れるために
トイレトレーニングをしたまで。
その目的が達成されれば、
あとはどうなろうと構わない訳です。
ご褒美がその場限りのこととなる
可能性を知った苦い経験でした。
試験や勉強で、
気軽にご褒美を提案するのは考えものです。
もちろん、資本主義経済に則った
哲学があれば別ですが。
しかし、私を含め多くの人は、
特に考えなくやっているのではないでしょうか。
そのせいで、
学ぶことが試験のためのものとなってしまい、
結果的に、学びを、
その場限りのつまらないものに
変えてしまっていないでしょうか？
学ぶことの楽しさを知ってもらいたい、
そのきっかけとして良い成績を取ってもらいたい、
そう思ってご褒美を提案したはずなのに、
かえってご褒美が
学ぶ面白さを失わせていたとしたら、
本末転倒です。
私は勉強や試験に
ご褒美は必要ないと思います。
ご褒美を出すなら出すで、
出し続けるべきだと思います。
どうせ親の勝手な価値観で
出したり出さなかったりするのだったら、
最初からそんことしない方がいいでしょう。
よく、ご褒美がないと
子供が勉強しないという方がいます。
それ本当ですかね？
そう思い込んでいるだけかも知れませんよ。
私が長年受験生を見ていて思うのは、
勉強を嫌がる子はいないということです。
彼らは、
一方的に評価されることを嫌がるだけで、
勉強自体は嫌がっていません。
親御さんが今下している評価をやめれば、
案外、素直に勉強するかも知れませんよ。
ぜひ、ご褒美のメリット・デメリットを
考えてみてください。
ありがとうございました。
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